【百合】「小百合さんの妹は天使」〜パワーワードに着目して〜
「小百合さんの妹は天使」
みなさんこんにちは。記念すべき一回目の紹介は百合漫画となりました。
伊藤ハチ先生の「小百合さんの妹は天使」
伊藤ハチ先生といえば「ケモ耳」「おねロリ」をド直球でぶつけてくる印象がありますが、今作は「姉妹百合」全開となっております。
姉妹百合。その強みはいくつかあります。
当然のように「同棲」ができること、「家族」という強い絆があることなど。血が繋がっているかどうかも重要なのかもしれません。その辺は「姉妹百合特集」と題していつかまとめたいところです。
本作の最大の見所は小百合(さゆり)さんの実の妹である美琴の「天使っぷり」なのですが、その中でパワーワードを数多く生み出しています。ざっと三つほど挙げてみましょう。
「私…おねえちゃんとセックスしたい…!」
開幕一球目が火の玉ストレートです。バッターとしては見送るしかないでしょう。球速表示に場内がどよめきます。
それにしても「!」がいい味出してる。切実な願いが伝わってきますね。ぜひ感情込めて読み上げてほしい一文です。
振りかぶって、第二球。
「おねえちゃんの処女は私のものよ」
第二球もストレートでした。バッタータイミングが合いません。
「おねえちゃんは私のものよ」ならまだわかるのですが、あえて「処女」に言及しているところに狂気を感じます。
しかもこれ、何がおかしいってこのセリフで丸々1ページ使ってるんですよね。言い放った美琴の表情は真剣そのものです。
力がこもった一球でしたね。
続きまして第三球。
「おねえちゃんと同じ産道も通ってないくせに」
空振りさんしぃいいいいいん!
最後はキレッキレの変化球で三球三振です。
それにしても「産道」って。百合漫画で初めて聞きました。
こんなセリフ言われたら返す言葉もありません。
はい、まあこんな感じでした。「好き」をここまで直球に言えたら気持ちがいいでしょう。美琴の言葉には迷いがありません。
そこで、私も美琴に対抗してパワーワードを生み出すことにします。
「私…おねえちゃんの陰毛で首を吊りたい…!」
初手消える魔球です。メンヘラ姉妹百合。
髪ではなく「陰毛」だというのが評価の分かれるところ。
「おねえちゃんの陰毛は私の髪よ」
訳がわからないよ…。
「おねえちゃんと同じバージンロードも通ってないくせに」
末永くお幸せに。
最後の方は投げやりになってしまいましたが、一途な百合はいいものですね。