【個人的】百合漫画ベスト3+α【おすすめ】
百合漫画、読んでますか?STAY HOMEでやることのないそこのあなた、百合漫画読みましょう。百合漫画は健康にいいですよ。コロナの予防にぜひ。
さて、百合漫画を読み始めて5年くらい経った私ですが、ベスト3が固定されてきたように感じます。なのでこの機会にそれを共有したいと思います!あくまで個人的なベスト3なので、作品の優劣を決めつけるものではないことをここに示しておきます。
勿体ぶっても仕方がないので、結論を先に述べます。個人的ベスト3は
の3点となります!以下解説。
「オクターヴ」
サマリー
- リアル(生活感がある)
- 恋愛観が深まる
- 少し人を選ぶかも(ハマる人はハマる)
- 節子さん萌え〜
- 完結済み
- 社会人百合とも言える
元アイドルの雪乃と作曲家の節子さんの関係を描いた傑作。この漫画のいいところはたくさんありますが、あえて挙げるなら行間を伝えるうまさでしょうか。コマとコマの間の表現力。「あ、笑った」のシーンなんか特にそうですよね。東京のどこかに二人がいるんじゃないかと感じさせてくれるリアルさ。
どちらかといえばリアル志向の漫画なので、きらら4コマみたいなゆるふわ百合ではありません。私はどっちも好きですが!
「恋愛観が深まる」はガチです。私は「オクターヴ」と次に述べる「やが君」で恋愛学を履修しました。独占欲をどうコントロールするか? すれ違った時にどうやって歩み寄るか?「女の子同士なのに…」といった葛藤を超えた先にある悩みに彼女たちは立ち向かっていくのです。
どの百合漫画にも言えることですが、どちらのキャラクターに感情移入しながら読むかで見え方が変わったりしますよね。雪乃視点では節子さんがめっちゃかっこよく見えるし(特に序盤)、節子さん視点では雪乃は危なっかしくて仕方ありませんがそこが可愛い。一粒で二度美味しいいい百合漫画です。
この漫画についてはまた別の記事で掘り下げるとして、次に行きましょう。
サマリー
- 心情描写が秀逸
- 共学の進学校が舞台
- 燈子先輩強すぎ問題
- アニメ化作品
- 完結済み
私が百合漫画沼にはまったのはこの漫画のせいです。 何度読み直したことか。それだけ読み応えのある漫画です。一部の大学では恋愛学の教科書に指定されているそうです(されてもおかしくないよね?)。
舞台が普通の高校というのもいいです。男の子も普通に出てきます。でもその中で心惹かれるのが女の子って…めっちゃ良くないですか?いいですよね?いいです(断言)。
あらすじは恋を知らない女の子が…ってそれはまあ自分で調べてください。この作品は将来的に百合漫画の教科書的存在になるので嫌でもあなたは読むことになるでしょう。義務教育みたいなもんです。諦めて読め。いや読んでください。お願いします。
でもいや本当に。このクオリティーを維持してちゃんと完結させたのはとてもすごいです。尊敬です。神です。最終巻読んだ後は砂糖を大量に吐きます。口の中ジャリジャリします。でもめっちゃ甘い。甘くて美味しい。
収拾つかなくなったところで次行きましょー。
徒然日和
サマリー
- ど田舎が舞台
- JK
- 生活感がある
- 青春がここにある
- 完結済み(泣)
- 髪色が高校生にしては割とチャレンジング(1巻では普通だったような…?)
1巻の表紙に一目惚れして買いました.本当に買ってよかった.これも何度も読み直してます.
しかし3巻で終わってしまうなんて……(泣)
もうちょっと読みたかった.3巻で終わっていい漫画じゃないですよ.せめて1年は読みたかった.小春とふゆちゃんのクリスマスとかめっちゃ見たくないですか??なんで終わっちまったんだよう.まあいろいろな事情があるのはわかりますが,私は悲しい.
話は読めばわかります.こういう日常を丁寧に描いてくれる漫画が私は大好物なので,ぶっ刺さりました.しかも田舎って….尊みが深い….しかも絵柄も可愛らしい感じなので,きらら系が好きな友達にも貸しやすいです.いや,ほんとにいい漫画よ.ロリ小春かわいい.
この漫画もまたの機会に掘り下げると思います.
以上になります.いかがだったでしょうか.読んだことのない漫画があったらぜひ読んでみてくださいね.また,おすすめの漫画等ありましたら教えてくださいね.
ここで次回予告.次は百合漫画(アプリ),映画,小説のベストを紹介します!百合ゲーはまだ遊んだことがないのでわからないのですが,アプリで読める漫画,映画,小説で,個人的にぶっ刺さった百合コンテンツを共有します!
ではまた.
「萌え」はもう死語なのか
お久しぶりです。真面目ちっくな記事になります。
標題。「萌え」ってもう死語なんですかね? 確かに最近ほとんど見かけない気がします。
その代わり「尊い」とか「もう無理…しんどい…」とか「ああ^〜心がぴょんぴょんするんじゃ^〜」とか「あら^〜」とか「軽く死ねますね」とかネタ的なのも含めバリエーションが増えてきた気もします。「推し」なんかも割と新しい概念なんですかね。
個人的には「萌え」という言葉が好きなので、ブログタイトルもあえて萌え四コマと、今日日聞かないような単語を含ませてます。てか「萌」という漢字めちゃ良くないですか??草冠に明るい。明るい萌しを感じますね(きざしとも読めます)。
ということでこのブログにたどり着いたみなさんはあえて死語を使っていきましょうね。私語は慎む場面でも死語ならセーフです。
のばらと雪乃萌え〜。
「ひだまりスケッチ」を思い出しながら語る
ひだまりスケッチ。それを聞いて何を思い出すでしょうか?ゆのっちのバッテン?宮子の食べっぷり?ヒロさんと沙英のラブラブ?いやいや我らが普通科のなずなちゃんだろ。違うね、某魔法少女に似ている(というかほぼ同じに見える)さやか、失礼、ノリスケさんだろ。わかってないなあ新進気鋭の茉莉ちゃんに敵うものはいないね。…みんな可愛いだろいい加減にしろっ。など色々な意見はあるでしょうが、(途中で話が脱線した。これはしばしば起こることですのでご了承ください)みなさん思い入れのある作品だと思います。
今回はそんなひだまりスケッチについて語りたいわけですが、9巻まで出ている原作を一から読み直すのは疲れそうなので、いろいろ思い出しながら書いていこうと思います。そんな心意気でいいのかと意見もあるかもしれませんが、時間というフィルターをくぐり抜けた私の脳内にはひだまりスケッチの美味しいところが残っている可能性があるのです。まあとりあえず書いてみることにします。
ひだまりスケッチに出会うまで
私が萌え四コマというジャンルに惹かれつつあった時に、「ひだまりスケッチ」という作品を知るのは当然だったと思います。プロ野球を知ろうとしたら巨人の存在を認めざるを得ないのと同じようなことです。その時の私はどう思ったのかというと、「美術科かあ。中学の時美術2だった私には関係がないなあ。それにこのデフォルメっぽい絵が苦手かも」
今思えばしばき倒したいです。散々殴った後ロープで体を縛り付けた後目の前でひだまりスケッチのアニメを見せつけたいです。特にこのジャンル、萌え四コマにおいては、「人気がある」ということはそれなりの理由があるわけで、私と同じような萌え豚が面白いと言っているなら面白くないはずがないのです。趣味、傾向の似た人たちの意見は参考になります。私も素直にすぐ見ればよかった。
私はアニメから入りました。まあとりあえず少しは見てみるか、そんなノリです。そして打ちのめされることになります。
「こんな日常系アニメがあっていいのか?」
シャフトの奇妙な演出と、ほのぼのしたストーリーのギャップに驚き、食い入るように見ました。話と話の間にある、些細な表現(ゆのっちのバッテンが三つ並んだりするあれ。何かに似てるなあと思ったら桜Trickでした。私は桜Trickを先に見ていたのです)が面白く、話はもちろん面白く、オープニングもノリノリで。端的に言って最高でした。
それから私は単行本を読み始め、結局まんがタイムきららキャラットを購読するまでになりましたとさ。
印象に残っているエピソード
何しろ単行本が9巻まで出るほど続いているので、面白かったところをあげるとキリがないのですが、私の中で特に印象に残った話を書いてみたいと思います。それはノリちゃんが来てひだまり荘にIT革命が起きた時の話です。
(拙い記憶に基づく再現)
ノリ「インターネットがどうちゃらこうちゃら」
一同「ほえ~」
ノリ「光回線がどうちゃらこうちゃら」
ゆのっち「?」
ゆのっち「…こだま?」(背後に新幹線がぷおー)
ひどっ!再現ひどっ!
でもこんな感じだったのです、確か。ネットについて詳しくなくて勘違いするネタは四コマ漫画では(比較的)よくありますが、個人的にはそれがとてもツボです。マウスをあげてとか言われてマウスを持ち上げたり(?)。やってる本人は真剣なので怒るに怒れないのがいいですね。
総括
ひだまりスケッチに関してはこれからも思い出した時に記事を書くと思われます。まだ読んでいない人は是非!
【百合】「小百合さんの妹は天使」〜パワーワードに着目して〜
「小百合さんの妹は天使」
みなさんこんにちは。記念すべき一回目の紹介は百合漫画となりました。
伊藤ハチ先生の「小百合さんの妹は天使」
伊藤ハチ先生といえば「ケモ耳」「おねロリ」をド直球でぶつけてくる印象がありますが、今作は「姉妹百合」全開となっております。
姉妹百合。その強みはいくつかあります。
当然のように「同棲」ができること、「家族」という強い絆があることなど。血が繋がっているかどうかも重要なのかもしれません。その辺は「姉妹百合特集」と題していつかまとめたいところです。
本作の最大の見所は小百合(さゆり)さんの実の妹である美琴の「天使っぷり」なのですが、その中でパワーワードを数多く生み出しています。ざっと三つほど挙げてみましょう。
「私…おねえちゃんとセックスしたい…!」
開幕一球目が火の玉ストレートです。バッターとしては見送るしかないでしょう。球速表示に場内がどよめきます。
それにしても「!」がいい味出してる。切実な願いが伝わってきますね。ぜひ感情込めて読み上げてほしい一文です。
振りかぶって、第二球。
「おねえちゃんの処女は私のものよ」
第二球もストレートでした。バッタータイミングが合いません。
「おねえちゃんは私のものよ」ならまだわかるのですが、あえて「処女」に言及しているところに狂気を感じます。
しかもこれ、何がおかしいってこのセリフで丸々1ページ使ってるんですよね。言い放った美琴の表情は真剣そのものです。
力がこもった一球でしたね。
続きまして第三球。
「おねえちゃんと同じ産道も通ってないくせに」
空振りさんしぃいいいいいん!
最後はキレッキレの変化球で三球三振です。
それにしても「産道」って。百合漫画で初めて聞きました。
こんなセリフ言われたら返す言葉もありません。
はい、まあこんな感じでした。「好き」をここまで直球に言えたら気持ちがいいでしょう。美琴の言葉には迷いがありません。
そこで、私も美琴に対抗してパワーワードを生み出すことにします。
「私…おねえちゃんの陰毛で首を吊りたい…!」
初手消える魔球です。メンヘラ姉妹百合。
髪ではなく「陰毛」だというのが評価の分かれるところ。
「おねえちゃんの陰毛は私の髪よ」
訳がわからないよ…。
「おねえちゃんと同じバージンロードも通ってないくせに」
末永くお幸せに。
最後の方は投げやりになってしまいましたが、一途な百合はいいものですね。
ブログ序文
とかくこの世は住みにくい。
いや、昔に比べたら住みやすくなっているのだろう。科学技術の発展云々によって、ひとまず基本的な生活には困らない。
しかし、物質的な豊かさは必ずしも精神的な豊かさをもたらさない、とはよく言われる話だ。
現に、日本は世界のなかでも有数の経済大国だと言ってもよいのだろうが、その幸福度はそれほど高くない、というデータがある。
だから、資本主義社会のなかで社畜として生きていったとしても、幸せになるとは限らないのだ。
まあ私も結局は社会の歯車になっていくのだろうが、それでも「癒し」は欲しいものである。
私が萌え四コマや百合漫画に出会ったのはつい最近のことだ。大学生となり一人暮らしを始めたことで、ついにそれに手を出した。本当は高校時代にも読みたかったのだが、家族に見られたくない、というよくわからない羞恥心のせいで、それは叶わなかった。今は相当自由になったので、5ヶ月で70冊程度の単行本を読んだ。
このブログでは「萌え四コマや百合漫画の新たな価値を創出する」ことを目的とする。偉そうなことを言ったが、要は感想とかを書くのだ。まあ見ての通り文章は稚拙だが、お付き合いいただけたら幸いである。
もうひとつ、ブログを書く上で注意したいことがある。
それは萌え四コマと百合漫画の読者層は異なるだろう、ということだ。私のようにどちらも嗜む人もいるだろうが、そうでない人も多いだろう。そういう読者の中には、萌え四コマを百合漫画と同じように語られることに抵抗を感じるひともいると思う。だから、記事を書くときはその二つをわけて、萌え四コマの記事には百合という視点を基本的には当てはめないことにする。もし、そういう視点で語る必要が出たときには、タイトルとタグでそのことが明確にわかるようにしたいと思う。
まあいろいろ書いたが堅苦しくなりすぎないように、肩の力を抜いて書いていくつもりである。